インシュレータの基本を余すところなく語ってみました。
オーディオ機器は音を出すときに振動を発生するので、様々な振動の影響を受けてしまいます。インシュレータを使用して防振をすることで、オーディオ機器が本来出せる音質に近づけることができます。インシュレータをスピーカーに使用すると、明確な奥行きのある音になります。(効果は使うオーディオ機器によって異なります)
インシュレータの技術はオーディオ機器だけでなく、自動車のエンジンにも使われています。自動車のエンジンの振動を抑えて快適な乗り心地を実現するためにインシュレータの技術が使われています。オーディオ機器には振動を抑えることによって音をクリアに出す目的で作られています。音を出すことそのもので発生する振動を抑える役割を果たしてるのです。
音にこだわるオーディオマニアの人でウーファーを使っている人がいるが結構います。やはり重低音を強調するので、同居人もしくは隣近所に迷惑がかかってしまう場合があります。特にアパート住まいなら騒音対策が必要です。
低音は防音が難しいらしいですが、何かをインシュレータ代わりに防音するとしたら、市販されているバランスボールを買ってスピーカーの下にしくと効果が高いようです。他には野球ボールでも代用ができます。
実はこのように市販されているものを使ってもインシュレータ代わりにすることができます。わざわざ高いお金を払うばかりでなくちょっとした工夫でもインシュレータを作ることができますのでお試しください。安くついてお得な騒音対策です。
音楽を再生しているスピーカーに触れてみてください。スピーカーの箱が音で振動しているのが分かりますよね?もちろん触れたところだけでなく全体が振動しているので、当然、スピーカーの底板も振動しています。スピーカーの底板はスピーカー台、天板と面に触れているので、スピーカー台にもラック全体に振動が伝わっています。そうするとそこからも音を発してしまいます。またスピーカーそのものから出た音によっても振動が起こります。。
そういう振動からくる音のゆがみをインシュレーターを使うことにより、機器から起こっているする振動やノイズを解消したり吸収するのです。インシュレーターはゴムなどの軟らかいものと金属や木材あるいは石などの硬いもの、バネを使用したサスペンションのものがあります。使用方法はどれがいいとは言い切れませんが、軟らかいものは振動を吸収しやすいので音が柔らかくなります。しかし必要以上に振動を抑えすぎてしまう欠点もあります。
硬いものは特定の音帯域で共振を持ってしまうこともあり、硬めの音になります。使うところは適材適所でテストしながら試すことが必要です。